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5年目の水彩画練習ノートと雑記帳。since2007.5.6


by ノエル
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田中一村展

『田中一村 新たなる全貌』を観に奄美まで行ってきました。
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今年は生誕100年で、この機に一村ゆかりの栃木、千葉、鹿児島、奄美の美術館が中心になり改めて作品を調査し、とかく伝説的な生涯ばかり語られちな一村の実像を浮かびあがらせようという企画です。奄美の田中一村記念美術館では全国から集めた200点以上の作品が公開され過去最大規模の特別展となりました。

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相変わらず、パンフレットの写真ですが・・・。左が「食わず芋と蘇鉄」、右が「アダンの海辺」です。この「アダンの海辺」は中学の美術の教科書の表紙になっているそうで、うちの子供でも知っているとのことでした。実物はもう、驚異の筆さばきとしか言えません。小石の一粒一粒にまで精緻な輝きがあり、美しい!!印刷では見えない筆の力加減、絵の具の盛り上がり、実物を見て本当に良かったと思いました。

今回は画業の充実していた千葉時代の作品も多く見ることができ、長い千葉時代の画業があってこそ、奄美での集大成ができたのだなぁと納得させられました。ローマは一日にして成らず。何事も日々の努力の積み重ねであると深く感銘しました。

千葉時代は、軍鶏師の家の襖絵を作成したり、天井画作成、また木魚を彫ったりと多彩な活動をされています。写真も素晴しい腕の持ち主で、合成写真を自ら作ったりしたようです。

奄美時代は、書簡や島民の方々の話から、人間味あふれ、まわりの人々と交流した一村の姿も垣間見ることができました。

一日半程度ですが、レンタカーで島を観光して来ました。奄美大島はとても大きな島なので、レンタカーがないと回るのは無理でしょう。12月で、日中の温度は20度程になり暖かかったのですが、夜は冷え込み5度ぐらいになりました。節約のため超安い宿に泊まりまして、夜はシャツの重ね着をして寝ました(^▽^)

奄美の写真を何枚かアップします。


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↑これは一村終焉の家の手前です。この家には10日間程度しか住んでいないようです。(旧家屋は区画整理のため存在しません)


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↑一村終焉の家


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↑蘇鉄の群落


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↑あやまる岬


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↑民家


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↑ポインセチアが3メートルくらいの木になっていて驚きました。


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↑集落は花で彩られています。


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↑高倉です。これは使ってないようですが、まだ使っている農家も沢山ありました。


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↑北の先端、用岬の灯台です。


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↑南西部、宇検村にて。どこの庭先にもパパイヤがありました。


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↑バナナです。

天候に恵まれ、いい思い出になりました。


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by noelu-2008 | 2010-12-13 12:24 | その他