カラカラ帝
2011年 10月 12日
石膏デッサン、ようやく仕上げました。「カラカラ帝」です。
カラカラ帝はローマ史上記録的に残る暴君として知られています。
弟と仲が悪く、母親が用意した和解の場で弟を殺害し、重臣もかなりの数を粛清したとか。
その反対に、カラカラ大浴場を作ったり、銀貨の改鋳を行ったり良い政策もあったそうです。
最後は暗殺されて亡くなります。
どうりで人相が悪いよね・・・。
最初はパンチやくざになってしまい、次に日活悪役、完成しても部屋に飾りたくない顔つきですね。
これが私が描いた胸像です。
技法的には、輪郭をがっちり決めずに描く方法、やっぱ、難しかった。
3回も時間をとって合計10時間も時間を費やしたのに、ようやく出来た。
しかも、最初のダメ絵を先生に相当修正してもらったし・・・・。
描き始めが早い!と何回も注意されました。
早く描きたくて、先を急ぐクセがあるみたいです。
それから、すぐに細かいことをしたがるクセもあるみたい。
描いているときに、画紙にへばりつくように描いてしまうクセもあって、何回も姿勢が悪いと注意されました。
きっとこれらのクセは水彩画でも出ていると思う。
永山裕子さんも、DVDの中で、「大切なのは絵との距離」だと言ってましたよね。
そんなこんな、反省してばかりでした。
好評では、洋服のドレープの部分が上手く出来ていると誉められました。
ここは複雑に見えても単純で、稜線(しわの輪郭のこと)を描いて、直接光をあまり塗らずに、影を塗り、反射光を指の先で丁寧に取り去ると出来ます。
難しかったところは、あごの先から首までの距離を出すとか、画面左側の顔が回りこんで見えなくなるところの奥行きを出すところです。目のくぼみも2㎝はあり、そういう深さを出すところが難しかったです。
次はいよいよ憧れの「アリアス」なんですが、少し水彩画のために時間を取ることにします。
仕事が始ると、絵に費やせる時間が限られているので、石膏デッサンはしばらく休憩します。
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私の元気の元です!!
by noelu-2008
| 2011-10-12 19:37
| デッサン