5年目の水彩画練習ノートと雑記帳。since2007.5.6


by ノエル
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ホキ美術館名品展

夏に阿部先生の講習を受けに東京に行ったついでに、足をのばしてホキ美術館まで行ってきました。
ホキ美術館は現代の写実絵画専門の美術館として2010年に千葉に開館しました。

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素敵な美術館で、なるべく絵にガラスを入れたくないとの趣旨が書かれており、油彩を間近にみることができました。残念なことに、ごくわずかな方が本物と見分けがつかず、触ろうとするため、何点かの絵にはガラスが入っていました。

森本草介先生、野田弘志先生、藤原秀一先生、などなど以前から一目見たいと憧れていた作品を見ることができ、幸せでした。そして、そして、一番見たかった青木敏郎先生の作品の前に立ったら感動とどすんとくる迫力で涙が出そうになりました。

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青木敏郎先生は、『月刊美術』という雑誌でこんなことをおっしゃってられます。

「油彩の特質は何かと言うたら、絵の具の物質性そのものですよ」
と、おっしゃるのです。また、美には五つの要素があるとおっしゃっています。

「色彩美、描写美、メチエ美・・・工芸でのすさまじい細工のような仕事美的な要素が絵画にも当然ある。でそうしたものを総合した構築美。あと、わすれちゃいけない素材美、油絵だからこその美しさがある。日本画には日本画の素材美がある。こうした要素がいくつかでも整っていれば作品として成立するだろう」と。

私はこの言葉を何度も繰り返して考えてしまいました。メチエ美、その言葉を聴いたのは初めてですが、何度もメチエ美と繰り返してしまいました。

水彩画は細かく描くと「ちまちま描いている」と言われ、なんだか悪いことの見本みたいに言われてしまうけど、工芸のような美しさとして成り立てば、それは立派な作品となると思えてきました。

そんなことを考えながら、細部に神が宿るような美しい絵を堪能させていただきました。

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by noelu-2008 | 2012-08-17 23:38 | その他